お客様からの電話で、「野球のグラブのニオイがひどく困っています。何かいい方法はないですか?」というお問い合わせをよく頂戴します。
新品のうちはよいのですが、しばらく使って手に馴染んでくる頃には、ニオイが気になり、市販のグラブ用消臭剤も試してみるのですが、あまり効果がないそうです。
野球のグラブがにおう原因
グラブの中は、常に高温多湿な状態で、そこに手から出る汗や皮脂、土などが混ざったところに雑菌が繁殖することがニオイの原因です。
雑菌の繁殖を抑えるには、乾燥させることが必要ですが、毎日グラブを使っている場合は常に湿った状態になるので菌の繁殖がおさまらず、その状態で使うのでより雑菌が繁殖するわけです。
また、グラブの革の繊維の奥にまで染み込んだ汗に消臭剤が届いていないため、そこに雑菌が繁殖し、ニオイが消えないのです。
グラブに市販の消臭剤が効かない理由
よくグラブを消臭するために、ファ●リーズなどの市販の消臭剤を使い天日干しをされる方がいらっしゃいますが、すぐにニオイが戻ってきてしまいます。
市販の消臭剤の多くは、芳香成分(香水)で悪臭を包み込んで消臭するため、根本的に消臭をしているのではありません。ですから、時間が経つにつれて芳香成分が弱くなってくると元のイヤなニオイが復活してくるのです。
除菌の目的で配合されているエタノール(アルコール)は、除菌には有効ですが、揮発すると効果がなくなるためこちらも一時的な効果しかありません。また、グラブの革を硬化させてしまうため、おすすめできません。
グラブの中は湿気が多く温かいため、非常に雑菌が繁殖しやすい上に、構造が複雑なので、手入れしても雑菌や汚れが残りやすく、一時的な効果しかない消臭方法では太刀打ちできません。しっかり臭いを防ぐには、グラブ内を雑菌が繁殖できない状態にする根本的な解決策が必要です。
グラブのニオイを効果的に消す方法
まずは、グラブについた臭いの元である汚れと皮脂、雑菌などをしっかり落とします。それから、消臭スプレーで残った臭いの元を除去することで、臭いが消えます。
1.表面をキレイに掃除する
グラブの中の汚れをできるだけキレイに拭き取ります。デリケートな革ですから、洗濯洗剤や台所洗剤やアルコールは使いません。革用に開発された専用洗剤で丸洗いするという方法もあり、これならスッキリと汚れが落ちダメージも抑えられますが、乾くまで時間がかかりすぎるので、現実的ではありません。
一番良いのは、薄手のマイクロファイバーのクロスを、ぬるま湯に浸し固く絞ってグラブの中を拭きます。これを3回ぐらい繰り返すと表面に付着している、汗や皮脂の汚を取ることが出来ます。(もし、指のところにクロスが入らない場合は、綿の手袋をぬるま湯に浸し固く絞ってグラブの中を拭きます。これを3回ぐらい繰り返します)
革用の洗剤を使いたい場合は、水で薄めた洗剤液に浸けたクロスを固く絞って拭き、あとは、ぬるま湯に浸し固く絞ったクロスで何度も拭いて、洗剤を拭き取りましょう。
2.ニオイを消す
表面がきれいになったら、次は革の繊維の奥に残った雑菌を除去します。汗は、繊維の奥深くまで染みこんでいるので、表面を掃除しただけでは臭いは消えません。
ですので、汗のニオイを分解でき、繊維の奥まで消臭成分を届けられる消臭方法が効果的です。
重曹やアルコール入りの消臭スプレーなど、いろいろな方法がありますが、グラブの消臭には、革にダメージを与えることなく、肌にも優しい消臭剤を選びましょう。
重曹を使った消臭方法
安全な掃除ができると人気の重曹は、100g100円ほどで手に入ります。重曹を上手に使えば、表面の汗と雑菌を除去するのにある程度の効果はありますが、デメリットが多く、グラブの消臭にはおすすめできません。
その理由は、
- 重曹では臭いが消えきらない
- 重曹は除去が難しく、残った重曹が雑菌の温床になり臭いをさらに悪化させる
- 革を脱脂して、ダメージを与えてしまう
ですので、グラブの臭い消しに重曹を使うのはやめましょう。
市販の消臭スプレーを使った消臭方法
次に、ファ○リーズなどの市販の消臭スプレーを使う方法です。これは、一瞬臭いが消えたような気になりますが、しばらくするとまた臭くなってしまいます。
それはなぜかというと、市販の消臭スプレーはマスキングという方法で臭いを消しているものが多く、芳香剤で臭いを包み込んで一時的に隠しているだけなので、芳香剤が消えるとまた臭いがでてくるのです。
なので、臭いの原因がそのまま残っており、根本的な解決にはなりません。
アルコールや塩素入りのスプレーを使った消臭方法
”よく効く”とか”除菌タイプ”といわれる消臭スプレーの裏面を見ると、「アルコール」や「塩素」などと書かれていることがよくあります。
アルコールや塩素は除菌効果が高いので、臭いを発生させている雑菌を除去し、臭いを消すのに効果的です。
ですが、殺菌効果が高い分、スプレーしたものに与えるダメージも大きく、色が抜けたり、変質させてしまうことがあります。特に、塩素やアルコールは革を硬化させたり、色抜けさせたりするのでグラブには使用厳禁です。
また、アルコールはすぐに揮発してしまうため、染み込んだ汗や雑菌までは届きません。なので、使えばまた雑菌が繁殖して臭くなってしまいます。
安全な成分で強力に消臭するスプレー
NRCプレミアムベーシックは、ナノダイヤの酸化還元作用で、臭いを元から強力分解する消臭スプレーです。
その効果と安全性は、さまざまな試験で証明されており、革のグラブにもダメージを与えず、強力に消臭します。
また、スプレーするだけで、防臭・抗菌・抗ウイルス・抗カビ加工ができ、グラブの内部を長期間清潔に保ちます。
スプレーしたグラブは、汗をかいても雑菌が繁殖しにくい環境になりますので、毎日使った後に通気性を良くして乾かすだけで臭いのもとを分解消臭していきます。毎日スプレーする必要もなく、臭いの悩みから解放されます。
ナノダイヤはなぜグラブのニオイを消すことができるのか?
NRCプレミアム ベーシックの消臭成分はナノダイヤで、触媒の酸化還元反応でニオイの原因を分解するとともに、雑菌の繁殖を抑えます。
ナノダイヤは目に見えないほど小さなダイヤモンドなので、繊維の奥の汗や雑菌にまでたどり着くことができます。
そしてそこにとどまって、イヤな臭いを消臭分解します。
ナノダイヤはいくら消臭しても変化しないので、長期間に渡り消臭することができるのです。
グラブの臭いを消して快適に使えるようにする方法
グラブの中を水拭きしたらしっとりした状態のときに、NRCプレミアム ベーシックをたっぷりスプレーし、そのまましっかり乾かします。
乾けば消臭・抗菌加工が完了し、時間の経過とともにニオイが消えていきます。乾いてから1~2日ぐらいたって、まだ臭いが気になる場合は、スプレーして乾かす工程を何度か繰り返します。
ナノダイヤは、そこにある限りずっと臭いを分解し続けますので、一度スプレーして防臭・抗菌・抗ウイルス・抗カビ加工が完成したグラブは、長期間にわたって効果が続きます。
ナノダイヤは、グラブを使っているうちに少しずつとれていきますので、臭いが気になってきたら、ナノダイヤが足りなくなったサインです。再度スプレーしてください。効果が蘇ります。
また、革を長持ちさせるため、あと一手間、グラブの外側に革専用クリームを薄く塗って革に適度な油分を与えてあげてください。
お肌と同じで、適度な油分が革を保護してくれるので、ヒビ、乾燥を防ぎグラブを長持ちさせることができます。
まとめ
グラブは、上で説明した点に注意しながら
- 汗や汚れ、雑菌をしっかり除去すること
- グラブ内部を清潔に保ち、使ったら乾かすこと
で長期間、臭いに悩まされず快適に使うことができます。
NRCプレミアム ベーシックは、さまざまな安全性のテストを行っており、直接触れても無害ですので、安心してグラブの消臭にご使用いただけます。
また、主成分は精製水とナノダイヤなのでデリケートな革を傷めることもなく、消臭・抗菌加工ができ、長期間、清潔な状態を保ちます。大切な道具であるグラブのお手入れに、ぜひお試しください。