寒い時期になると、「灯油をこぼしてしまった」といったご相談が非常に多く寄せられます。
「灯油を買いにガソリンスタンドに行き、帰りにトランクを開けると床にシミが…」
というケースや、
「やむを得ず急ブレーキを踏んだら後席の足元でタンクが倒れて惨事に…」
といったパターンもあるようです。
家に帰って灯油を降ろしたあと、
灯油をこぼしたところをタオルで拭いたり、
洗剤をつけて洗ったりされたりするようですが、
どうしてもにおいが取れないというご相談が圧倒的に多いものです。
灯油のニオイはなぜとれにくいのか?
灯油は揮発性が低く、
そのままにしておくとずっと残ってしまいますので、
放っておいても完全には除去できません。
また、洗剤をつけて洗浄したとしても、
繊維の奥に染み込んだ灯油を完全に取り除くことはかなり難しいと言えます。
カーペット(フロアマット)にこぼした灯油の消臭方法
まずはカーペットを洗剤を使って洗浄します。
この場合、洗剤が残らないように丁寧にすすぐことが重要です。
洗剤が残っていると染み込んだ灯油の分解に時間がかかってしまうので、
しっかりと濯いで洗剤の成分を取り除きましょう。
可能な場合は、車の下地(金属部分)に残っている灯油を拭きとります。
拭きとる際は、マイクロファイバーのクロス(タオル)をぬるま湯に浸し固く絞ったもので何度も拭くと効果的です。
シートや取り外せない部分に灯油をこぼした場合の消臭方法
取り外せない部分に灯油がこぼれた場合は、マイクロファイバーのクロスをぬるま湯に浸して固く絞ったものでこぼれた灯油を何度も拭いてください。
出来るかぎりこぼした灯油を除去するとこができたら、下処理は完成です。
NRCスプレーで消臭する
さきほど灯油を除去した個所にNRCスプレーを噴霧します。
目安は、1㎡あたり30ccですが、ニオイの具合によって量を増やすとより効果的です。
NRCスプレーは、乾いてから効果が出ますので、お急ぎの場合はスプレーした部分をドライヤーで乾かして頂いてもよいと思います。
乾いてから、1日~2日経って灯油のにおいが、最初よりも薄くなっているか確認してください。少しでも薄くなっていれば、時間の経過とともに臭いは薄れ、最終的に消えます。
この場合、再度NRCスプレーを噴霧することで、早くニオイを消すことができます。
ニオイが全く薄くならない場合
もし、まったくニオイが薄くなっていない場合は、下処理が上手く出来ていないか、他のところに灯油が残っている可能性があります。もう一度、下処理をやってみてください。
車にこぼした灯油の消臭にお使いいただいたお客様の声
車の中に灯油をこぼしてしまい、ニオイが取れなかった

布に染み込んだ灯油を除去してから、NRCスプレーをたっぷり使用するとニオイはきれいに取れました。
(神奈川県・野村 正直 様)
NRCプレミアム ベーシック
消臭能力 | 5.0 |
---|---|
持続性 | 4.0 |
吸水面 | 5.0 |
撥水面 | 3.5 |
- 価格:
- 8,800円(税込)
抗菌効果:雑菌や大腸菌、O-157などの菌の繁殖を抑制します。
抗カビ効果:カビを増殖させません。スプレーするだけで、消臭・抗菌加工ができます。使い方は簡単! スプレーしてそのまま乾かすだけで、消臭・抗菌コーティングが完成します。変色、変質の心配がなくあらゆる素材に(革製品にも)ご使用いただけます。